「VAPE(ベイプ)」とは?電子たばこの分類を紹介!

Vapeの基本

Vapeってよく聞くけどどんなやつ?

恐らくこの記事に辿り着いている方はVapeというワードを何となく聞いて気になっている方でしょう。
もしくは商品やイメージはあるもののアイコスなどと何が違うのか分からない方かもしれません。
そんな方のために、Vapeの歴史や構造なども含めて紹介したいと思います!

Vapeの始まり

Vapeの基本的構造は20世紀前半頃には考えられていたようです。
しかし、当時は紙巻きたばこ全盛期で医者も健康に良いというくらいの絶対的地位でした。
実用化されることもなく、その存在自体も忘れられていたようです。

1965年にアメリカで電熱線で液体を噴霧化する製品が特許を取得しました。
しかしこれも、紙巻きタバコの波に負けてしまいヒットすることはなかったようです。
医療分野では重宝されたようで、気管支系の病気に対する投薬方法として一定の成果を挙げました。

現代のVapeに通じる商品を発明したのは中国の漢方医『韓力(ホン・リク)』という方でした。
愛煙家だった父を肺ガンで亡くしたため、父のような方を減らすため禁煙補助具として開発したようです。

当初は全く売れなかったVapeでしたが、たばこの害は既に知られていたので徐々に売れていきました。
日本でも2000年代前半には禁煙補助具として、様々な店舗で販売されています。
ちなみにこの頃に電子たばこという日本語が誕生したようですね。

Vapeっていう言葉はどこから生まれた?

Vapeという言葉はアメリカで生まれたと言われています。
英語のVapor(蒸気)という言葉がスラング化してVapeになったようです。
アメリカでは他にもエレクトリックシガレットの略称でE-cigと呼ぶ方もいます。

Vapeは電子たばこ?

先程も述べたようにVapeが日本で流通し始めた頃に『電子たばこ』というワードが誕生しました。
そのため、電子たばこという言葉がVapeを指していたのは間違いないでしょう。

しかし、当初はまだ電子たばこという言葉が定着していなかったので様々な名称で呼ばれていました。
ある大手新聞紙やメディアなどでは『霧状式たばこ』や『噴霧式たばこ』と書かれれていたようです。

Vapeの構造

では次にどういうものがVapeと呼ばれているのか紹介しましょう。

Vapeには様々な種類がありますが、どのVapeであっても上記の要素を外すことはできません。
それぞれを少し具体的に紹介します。

①バッテリー

Vapeは電気的に熱を発生させてリキッドと呼ばれる液体を霧状にしています。
持ち運ぶことを想定して作られているので、構造上バッテリーが必須です。
最近話題になっているシーシャは炭などを熱源にしていて、携帯性も無いのでVapeではありません。

②コイル

コイルは熱を発生させる部分で、どんなVapeにも必ず必要なパーツです。
シンプルなワイヤーを巻いたコイルやメッシュ状のコイルなど様々な種類のコイルがあります。
既製品もありますが、Vapeマニアの中には自作でコイルを作る方も多いですよ。

③リキッド

Vapeは煙草葉を一切使うことなく、リキッドの味を楽しむものです。
Vapeが登場した頃は味も少なかったですが、現在では様々なメーカーから数え切れないくらいのリキッドが発売されています。
JTから発売されているプルームテックは構造的にVapeに近いですが、煙草葉を使用しているのでVapeではないですね。

電子たばこの分類

電子たばこと聞いて多くの方が思い浮かべるのは、アイコスなどの加熱式たばこでしょう。
居酒屋などで、「電子たばこOK!」と書かれているポスターにはアイコスのイラストが書いてあったりします。

先程も述べたように電子たばこという言葉は本来、Vapeを指していました。
本質的な意味でいうとアイコスやグローなどの商品は加熱式たばこというのが正解です。
しかし、Vapeを知らない方にとっては「電子たばこ=加熱式たばこ」という考えになっているのでしょう。

個人の見解によって様々な意見がありますが、僕の考え的には上記の画像のようなイメージです。
電子たばこという大ジャンルがあり、その中にVapeや加熱式たばこなどがある感じでしょうか。

Vapeってたばこなの?

煙草葉を使わずリキッドを霧状にしているだけのVapeとはそもそもたばこなの?と疑問に持つ方も多いでしょう。
国内で販売されいてるVapeやリキッドにはニコチンやタールなどは一切含まれていません。

日本の法律上ではVapeは煙草葉を使っていないので、たばこには該当しません
たばこに関する法律を策定した当時は、Vapeなどの製品を想定していなかったというのが実情です。

しかしながら、業界団体では自主規制を設けていて、20歳未満の方には販売しないなどの制限があります。
また、各都道府県ではVapeも路上喫煙禁止にするなどの条例を発布しているので注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました